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好きな音楽について話してて、古い時代のものをあげたりすると、
なんでそんなの好きになったの?と聞かれる事があります。
実際のところ、なんでって言われても特にコレっていう理由を持ってはいなかったし、
そもそも、そんなに頭でっかちに音楽聞くことも出来ないんですが、
改めて何で好きなんやろうとすこし考えてみました。
Knockin' On Heaven's Door
Knockin' on Heaven's Door (Live) [HD] - Avril Lavigne
14歳の時、MTVでアヴリルラヴィーンがこの曲を弾き語りしてたのをすごく気に入って、当時いとこの駿くんが超絶ギターが弾ける事に憧れてた私は、家のアコースティックギターで練習してたんですが、もちろんこの時はアヴリル本人が書いた曲だと思っていたんです。
後になって、私が部屋で練習してるのを聞きつけた父親が、実はこれはカバー曲で、ボブディランが原曲だと教えてくれた時は、それまでオジサンの為の、(あとは家族旅行に行く時の車の中で聞く用の)退屈な音楽だと思っていたボブディランが急に近くに寄ってきた気がしました。
Bob Dylan- Knockin' on Heaven's Door "Original"
それこそ前回載せてたヒップホップのコンピに入ってたアシャンティのこの曲も好きだったんですが、
DJし始めてディスコに興味を持ち始めた頃、
80年代の曲が元ネタとして使われてたのを知った時は
となったし、
とにかく原曲の良さにとても感動したのを覚えてます。
その初めての曲がこの曲でした。みんな仲良さそうですね。
時代の流れで言ったら完全に順番が逆なんですが、私からしてみれば、
原曲のほうが新曲のような気分で聞いている感覚でした。
カバーされてたりサンプリングされてる曲たちも元々自分の好みで聞いていたから当然なのかもしれませんが、原曲はより気にいってしまう事が多いです。
こういう、タイムスリップするみたいな偶然の感覚は自分にとっては
とても新鮮なもので、
過去と未来を行ったり来たりがこんなに自由にできるのは面白いなあと思います。
行き来を繰り返すたびに、どちらへの興味も増していってる気がします。
私が古い音楽を好きになった大きなきっかけはこんな感じでした。
おわり。